柴山全慶 直原玉青 十牛図合作

ID 00406

(柴山)文明全慶 賛 シバヤマゼンケイ

1894-1974

臨済宗 南禅寺派管長 南禅僧堂師家

 

直原玉青 画 ジキハラギョクセイ

1904-2005

黄檗宗 南画家 淡路島 国清寺

 

十牛図合作

饑喰渇飲随時過石上

山童睡正濃

南禅 寒松叟

 

饑喰渇飲時に随って過ぐるも

石上の山童睡り正に濃(こま)やかなり

 

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本紙寸法 130*68.5

全紙寸法 208*87.5

 

紙本 少々シミ

表装 美麗

*当店で手を加えておりません。

 

税込価格 165,000円

寒松軒。大正5年、南禅僧堂に掛塔、河野霧海老師に参禅。同12年、南禅寺塔頭慈氏院住職に就任し、同院より通参、霧海老師の法を嗣ぐ。昭和15年、花園大学・大谷大学の教授を兼任。同22年、南禅僧堂師家に就任。さらに同34年、南禅寺派管長に就任。同40年より、アメリカのヘインズ財団の招請により、クレアモント大学、コルゲート大学で禅を講じる。同42年、師家を勝平宗徹老師に託す。昭和49年、管長在任のまま遷化。世寿81歳。

 

直原玉青

別号に仁智。岡山生まれ。淡路島で過ごした幼少期から絵画を好む。南画を矢野橋村、俳句を高浜虚子、禅を柴山全慶に師事する。日本南画院展や帝国美術院展で頭角を現し、戦後もまた、日展で活躍した。若い頃育った淡路島の荒れ果てた国清寺を再興すべく立ちあがり、本堂の再建に着手し、庫裡や山門など伽藍を整備した。日本南画院理事長、洲本市並びに守口市名誉市民、守口市総合美術協会会長、現代俳画協会顧問。世寿101。