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遂翁元盧 斧図
ID 00085
遂翁元盧 スイオウゲンロ
1717-1789
臨済宗 原の松蔭寺 白隠慧鶴の法嗣
斧図 我よきに 人のわり木は なきものそ
斧は、有史以来人の営みの必要不可欠な道具の一つであり、日本では古くから「よき」とも呼ばれている。「斧(よき)」に「良き(良い気」をかけ、「自身の中の良い気は、人の悪い気(わり木)を無くす。」と説いている。(花園大学歴史博物館発行・遂翁元盧より参照)
本紙寸法 29*53.5
全体寸法 110*60
紙本・表具 美麗 ウブまま
*当店で手を加えておりません
税込価格 308,000円
別に浮島翁とも号した。下野の人。歳30余にして初めて白隠慧鶴に謁し、その鉗鎚を受けること20年、ついに同門の東嶺とともに白隱会下の二神足と讃えられるに至った。その参禅は常に深夜のことであり、天性細事に拘泥せず、坐禅、看経を好まず、酒を嗜み、酔余筆をふるい、囲碁に耽り、その蹤跡は常人の見の及ぶ処ではなかった。白隠寂後、法嗣として松蔭寺に住したが、参究の徒があれば常に東嶺の下に送り、自らは一言も示すことがなかった。白隠没後七年、追恩の講会を催し、爾来東奔西走、大衆の接化に努める。寛政元年示寂。世寿73。
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