見性宗般 円相

ID 00249

見性宗般  ケンショウソウハン

1848-1922

臨済宗 大徳寺派管長 圓福僧堂師家 熊本 見性寺

 

 

 

円相

古禮喰ふて 茶越 まい連   紫野(花押)

これ喰うて 茶を まいれ

 

 

*箱書き極め

南天棒(鄧州全忠)

松雲室〇相併テ題字

大正十二年癸亥仲春下浣書く 八十五翁南天棒

 

本紙寸法 45*58

全紙寸法 126*62.2

 

絹本 極美麗

表具 極美麗

桐箱

*当店で手を加えておりません。

 

税込価格 132,000円

松雲室。金沢の高巌寺で剃髪、京都の南禅寺にて蓬洲禅苗と巨梁梵慧に学ぶ。さらに圓福僧堂の伽山全楞や道林寺の鄧州全忠に歴参、両師の印可を受ける。その後、熊本の見性寺に住しますが、圓福僧堂師家に招請され、さらに明治41年、大徳寺派管長に就任。また、有栖川宮威仁親王の帰依を受け、深い交流があったことが知られています。風采にこだわらない性格だったともいわれ、「今一休」として慕われました。一方で諸行・諸芸に通じ、とりわけ和歌を能くしたことから「今西行」とも称された。

 

鄧州全忠 (南天棒) トウシュウゼンチュウ(ナンテンボウ)

1839-1925

臨済宗 妙心586世 妙心寺派海清寺 松島瑞巌寺

白崖窟と号す。南天棒は通称。長崎県唐津の人。八幡円福寺の石応、阿波慈光寺の鬼文常こと懶翁文常、久留米梅林寺の羅山元磨等に参じ、羅山の法嗣となる。東京市ケ谷の道林寺に東京選仏道場を創設、乃木、児玉大将等名士の参禅指導にあたる。大正14年遷化。