卓洲胡僊 達磨図

ID 00287

卓洲胡僊 タクジュウコセン

1760-1833

臨済宗 尾張 総見寺 名古屋 徳源寺勧請開山

 

達磨図

外息諸縁  内心無喘  心如墻壁  可以入道

前華園七十二叟卓洲謹書

 

外、諸縁を息(や)め、内心喘ぐこと無く、心、墻壁の如くにして、以て道に入るべし

 

*最晩年の書です。(遷化73歳)

 

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本紙寸法 122*33.3

全体寸法 195*38

 

表装のみ仕立て替え

美麗

 

税込価格 242,000円

尾張総見寺の祥鳳について出家。諸方の禅匠に参じたが満足せず、名古屋白林寺の月鑑のすすめにより、峨山慈棹に参ずる。峨山に師事すること14年、ついに大事了畢し、法嗣となる。36歳で総見寺に住し、雲衲を接化した。文化14年、妙心寺に出世する。法嗣の蘇山により徳源寺の勧請開山となる。諡号を大道円鑑禅師。法嗣には蘇山、春応、海山、妙喜など名僧を多く打出する。現代日本臨済禅は卓洲と隠山の二系統の法脈のみ残されている。綿密の卓洲と称される。